森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

359号 東山で熱中症死亡



クーラーなし

 8月19日、東山1丁目のアパートに住む84と83歳のご夫婦が熱中症で亡くなりました。エアコンはなく、南西どちらの窓も締め切り、扇風機は熱風を送っているという状況でした。
 一昨年も青葉台1丁目の都営上目黒アパートに住む高齢者が熱中症で亡くなっています。クーラーも扇風機もなく、老朽化したサッシ窓は高齢者には開けづらかったようです。

生活苦の中で

 いま、高齢者の暮らしはたいへんです。借家なら年金の約半分が家賃です。年金は減っているのに住民税の課税ラインが150万円余にさがり、目黒でも多くの高齢者が非課税から課税にかわりました。介護保険料などの負担増が膨らみ食費を圧迫しています。
 生活保護世帯はクーラーを使ってはいけない時代がありましたが、生活と健康を守る会を先頭にした運動の中でクーラーを使ってもいいことになりました。しかし、貧しくてクーラーを設置できない世帯が多いのも現実です。水光熱費もばかになりません。

年金だけで生活する世帯が6割

 貯蓄をとり崩す生活が続く中、貯蓄のない世帯が23%を超えました。年金だけで暮らしている高齢者世帯の比率は、95年の46%から62%に上がっています。

だから公営住宅を

 高齢者世帯のなかで「借家」の世帯は約2割もいます。全日本民医連の調査から、健康状態の悪い高齢者は「借家」住まいに多いということもわかりました。低家賃の公営住宅を増やすか家賃補助を充実させれば、介護サービスや医療を受けられない高齢者は確実に減ります。


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