森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
モリモリ区政報告 地域の話題 活動と実績 区政資料室 プロフィール 私の趣味
開発優先からくらしをささえる清潔な区政へ top back

森美彦のモリモリ区政報告

352号 若者のくらしを守れ



image
中目黒にあるインターネットカフェの夜景

「ネットカフェ難民」を調査

 6月6日区議団は、「ネットカフェ難民」の調査を行いました。私は、他の議員2人と中目黒にあるインターネットカフェを視察しました。
 朝10時から翌朝5時までが営業時間です。まんが、週刊誌、インターネットなどの利用無制限、ソフトドリンク飲み放題で、一時間480円、深夜は680円です。比較的高いので、客層は、20代前半より、20代後半から40代が中心。勤め帰りのラッシュ時間を避けるためとか、昼休み、週末は終電をのがした人が始発まで過ごしたりするが、深夜の利用は少ない、とのことでした。
 中目黒の店では「ネットカフェ難民」として利用するひとはほとんどありませんでしたが、気になったのは、「ここにはシャワーありますか。ないのなら他へ行きます」と帰る、いかにも「ネットカフェ難民」と思われる人が、ポツリポツリ来るということでした。

貧困の原因

 いま、格差拡大によって「ネットカフェ難民」が急増しています。今回の区議団の調査によって、目黒区内では、中目黒、学芸大、都立大、西小山、自由が丘などの店舗調査では、少数しか見られませんでしたが、渋谷、新宿、蒲田などの繁華街や派遣日雇の多い所に集中しているようです。
 これは、新しい形のホームレスです。雇用保険も労災保険も医療にも年金にも入れないのは大問題です。雇用政策とともに、住宅の提供など総合的な対策が求められます。
 「ネットカフェ難民」の多くが働いている日雇い派遣は、1999年の規制緩和から急増しています。全国で数10万人にのぼると指摘されています。構造改革がもたら
した際立った負の部分ともいえます。

国会ではじめて取り上げた共産党

 民主党は、自民・公明とともに、派遣労働の原則自由化などの財界いいなりの規制緩和に国会で賛成してきましたが、反省はなく、格差是正は参院選めあてのポーズという声も。「ネットカフェ難民」を国会で初めて取上げたのは日本共産党の小池晃参議院議員でした。


インデックスに戻る