領収書で不正使用をチェック
政務調査費は、「議員の調査研究に資するため必要な経費」です。この使い方が適切かどうかをチェックするために、共産党区議団は、領収書の添付を義務付けるべきだと主張し、２００１年度分から実現させています。
「これでいいんだ」
公明党６人が総辞職をしたのは、区民に顔向けできない不正な使い方をしたからでした。那覇で乗ったタクシーの領収書をつけて、上目黒３丁目から北新宿まで乗ったものだと虚偽の報告をし、問題ではと事務方から指摘されても「これでいいんだ」とばかり押し通してきたようです。
６割以上が不正使用
公明党目黒区議団が２００５年度に受け取った政調費は１２２０万円ですが、このうち７７３万円を返還しました。６割以上が不適切に使われていたということになります。
共産党区議団は、返還内容の明細を記入した文書を情報公開で入手しチェックしました。その内容は、驚くことばかりです。
選挙活動に使うことはできない
まず、都議選告示日前後の弁当代４万円です。１回１２食程度を５〜６日間新宿の業者に注文していますが、弁当の配達先は公明党本部だったというのです。政治活動や選挙活動に使うことは一切できません。
私的流用の極み
大型観光バスを借り切った合計５回もの研修。この旅費、交通費、食費を返還しましたが、バス代だけで７３万円です。
自家用車のガソリン代、高速代にとどまらず、カーナビ代、洗車代、車検代。修理費は合計１３万円。
うなぎの蒲焼５万円
会議費と称して、飲み食いに多額の税金を使っています。返還したのは６７万円です。２〜３あげると、うなぎの蒲焼が５万円、横浜中華街の有名店で４万５千円、年末に東京ディズニーシーで買ったお菓子３０００円まで税金を使っていました。
返したのは２００５年度分だけ
公明党は、２００５年度分の中にまだ灯油代やイタリア料理、焼肉店の飲食費、土産代など未返還のものもあります。その上、２００３年度と２００４年度も不正支出が判明しています。公選法に照らしても重大な問題です。「やめればよい、返せばすむ」という問題ではありません。区民への説明責任を果たしてもらわなければ。
実体のない事務所
「抱き枕」で全国的に有名になった自民党の宮沢議員は３０日に議長を辞任しましたが、公明党と似たり寄ったりのひどさです。自宅の物置を事務所として妻に対し家賃を支払っていました。契約の実体がないのに事務所代として支出していた議員は自民党の大半を占めています。
自民・民主も返還しはじめる
５日に自民４人、民主２人の６人が２００３年度と２００５年度の分の一部を返還しました。わが党の調査から見れば、不正な支出のごく一部の議員による、ごく一部の返還でしかありません。外部監査も入れて徹底的に不正使用の実態を究明すべきです。
高齢者電話代助成を廃止し自分たちは税金で飲み食い三昧
増税や医療、年金、介護の負担増や給付減のなかで、区民生活はとても大変になっているのに追い討ちをかけるようにくらしや福祉を切り捨てています。その一方で、自分たちだけは、税金で飲み食い三昧というわけですから本当に区民は怒っています。
「共産党にはがんばってもらわないと」と多くの方から声がかかります。引き続き清潔公正な区議会と区政のために全力を尽くします。
