森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

332号 目黒で何が起こったか



公明6人総辞職

 20日定例会の初日、自民党区議会議長と公明党区議団による政務調査費の不正使用が明らかになりました。22日付の公明新聞に「766万円を区に返還する」「厳重に注意するとともに、区民の皆さまに心からお詫び申し上げます」という記事が掲載され、「返せばいいというもんじゃない」と思っていると、24日夕方の「公明党議員が6人総辞職」というビッグニュースです。

民主は何をやっているんだ

 自民・公明・民主は、無所属議員の一般質問に対して、議事録から政党名と議員名を削除する動議を提出して数の力で強行可決し、不正を隠ぺいする態度に出ました。区民の反応の中には、「目黒の民主党は何をやっているんだ」という声が聞かれますが、青木区長の態度とあいまって民主党の姿がはっきりしてきたのではないでしょうか。

公明党は腹立たしい

 25日は、この問題で15か所の街頭宣伝を行いました。上目黒の諏訪山橋でやっているとき、中年の男性が立ち止まりメモを取り始め、写真まで写し、私の演説が終わると「パブリックジャーナリストの誰誰です」と名刺を差し出して、「公明党のひどさは本当に腹立たしい」と言います。あとでホームページをのぞくと、「目黒区は、前の薬師寺区長が、自殺している。これにも、黒い噂がついて回った。今は、民主党の青木区長になっているが、今回の総辞職も、公明党だけの話なのかどうか。公明党は、来春の地方統一選挙で、この区議等の公認を取り消したそうだ。

住みよい区とは言えない

 目黒区は約25万人が住み、全国の中でも、住みよいいい区と思っていたが、もうそんなことは言えない。議員に恥を知れと言うのは無理なのだろうか。特に、公明党を支持した目黒区の人々よ、多いに怒れ」と書いていました。
その次に上目黒4丁目に演説場所を移しましたが、話し終わると60過ぎの女性が声をかけてきます。「知り合いの人に公明の区議が悪いことしたのかと聞いたら、公明党がそんなことするわけない、といっていたが、今日の新聞に大きく載ったね。うそまでついてひどいものだ。削られるばかりでくらしが大変だよ。私も1万円でいいからもらいたいよ」と怒っていました。
 その次に上目黒4丁目に演説場所を移しましたが、話し終わると60過ぎの女性が声をかけてきます。「知り合いの人に公明の区議が悪いことしたのかと聞いたら、公明党がそんなことするわけない、といっていたが、今日の新聞に大きく載ったね。うそまでついてひどいものだ。削られるばかりでくらしが大変だよ。私も1万円でいいからもらいたいよ」怒っていました。

連日抗議の電話

 20日から区議会事務局や区民の声課にはやメールが殺到していますが、共産党区議団にもメールが届きました。
 「大田区から目黒区に引っ越してきて一番愕然としたのが、小・中学生の医療費補助の違いと、幼稚園入園料補助額の違いでした。
恒久的であったはずの所得税の定率減税がなぜか廃止され、さらに厚生年金保険料が年を追うごとに高くなっていき、子育てに割けるお金がただでさえ減っていく中、クラスやクラブ活動などで特に病気・怪我をしがちな小中学生の医療費の補助は子育て家族にとってはなくてはならないものです。
 また、私立幼稚園の入園金への補助が少なすぎると思います。まずは大田区の10万円を目標として、入園料補助の引き上げを目指していただきたいと思います。
本当は、区議会議員の皆さんに申し上げたいのですが、連日ニュースで流れている自民党・公明党区議団の政務調査費私費流用の有様を見ていると、とても彼らにお願いする気になれないので、共産党区議団の皆さんに祈る気持ちでメールさせていただきました。
 特にあの議長、何とか辞めさせられないのでしょうか?全国ニュースであんなみっともない姿が流れてしまい、目黒区民であることが本当に恥ずかしいです。」

あきれる私的流用

 区議団は、現在独自にこの問題を調査しているところです。公明党区議団は、日帰りバス旅行の食事代を含む費用や山分けしたのではないかと疑われる広報費、都議選時の臨時電話代やお弁当の費用、自家用車の車検修理費やカーナビ代、私的な飲食費などを不正に支出していました。宮沢(前)議長については、抱き枕やハイウェイカード、ガソリン代、自宅倉庫を事務所として妻に支払っていた問題、議員野球部の納会や議員文化会で浅草の寄席に行った「みんなで笑って懇親の夕べ」の参加費まで研修費とするなど、税金や議員の職責に対する基本的な認識がまったく欠如しているというありさまです。

(前)議長と公明だけではない

 わが党の独自調査からわかった問題点をさらにいくつか挙げてみると、ある議員は調査研究費として26万円余を計上していますが、その内、PTAや学校の周年行事への参加費、各団体の会合への参加費などで14万円余と半分以上を占め、残りはほとんどがタクシー代で、実質調査研究といえるものは見当たりません。また、事務所の賃貸契約書に住所記載がない、自家用車代わりに使っているバイクを購入した、年間4回も小千谷市の視察を行っている、町会の物置を事務所として家賃を払っている、飲食費をともなう会費や自宅の一室を事務所としている等々、挙げればキリがありません。

いっそう厳しい使途基準に

 飲み食いをはじめ公私の区別もつかないものに平然と政務調査費を支出している現状を改善し、区民の信頼を回復するために、議会としてはいっそう厳しい基準の見直しが必要です。

みなさんと力あわせて

 みなさんと力を合わせて、税金のムダ遣いの一掃と清潔公正な議会と区政の実現に全力を尽くす決意です。




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