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■３３０号 ひどい都政変えるっきゃない
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２００７年４月投票で行われる都知事選へ、「革新都政をつくる会」は、元足立区長で歯科医師、目黒区在住の吉田万三氏（５９）を擁立すると発表しました。革新無所属・日本共産党推薦。
なんとしてもこのひどい都政を変えたいと期待が高まっています。石原都政のひどさとは・・・。
ズサンなオリンピック招致計画
ズサンなオリンピック招致計画によって都政のゆがみがいっそう拡大しています。石原知事のいう「世界一コンパクト」なオリンピックというふれこみがまったくのいつわりであることがますます明らかになりました。オリンピック関連投資は知事が無理に無理を重ねることで、総事業費で８兆５０００億円にものぼるだけでなく、メインスタジアムなど３施設の土地も公営企業から７０００億円一般会計で買取るなど都財政の直接投資がふくれあがります。
「ファミリー支配」のワンダーサイト
ワンダーサイトなど、石原知事の独断的手法が都政にゆがみをもたらしていることも明らかになりました。石原知事のトップダウンですすめられているワンダーサイトは、収入が１２００万円なのに対し、４億円という他の文化施設にくらべ破格の補助金が配分され、館長、副館長が芸術家でもない都の文化担当参与夫妻によって占められるなど、「ファミリー支配」ともいうべきものとなっており、都の監査でもその乱脈ぶりが指摘されていたものです。
２億４３５０万円で豪華な外遊１９回
海外出張問題については、１１月１５日に都議団が記者会見を行い告発しました。石原知事は、週３回程度しか登庁していないというのに、７年半の間に１９回も海外出張を行い、合計２億４３５０万円使っています。一泊最高２６万円、夫人と合わせ５２万円。ガラパゴスでは、４日間２０６万円の大型クルーザを乗り回し、バルコニーつき最高級客室は４泊で５２万円。「エコツーリズム」などではなく典型的な観光旅行に過ぎません。１回の海外出張で最高額のスイスのダボスは、１２００万円かけています。目的から見ても費用から見ても到底都民の理解は得られません。他県の知事の海外出張は、３００から５００万円です。石原知事の豪華ぶりは際立っており、税金の浪費そのものです。
教育への不当な支配と介入
都教委がすすめている日の丸・君が代の強制が、思想・信条の自由を定めた憲法第１９条及び、教育への不当な支配を禁じた教育基本法第１０条に違反し、強制を指示した都の通達が唯一根拠としてきた学習指導要領からも逸脱するとした、画期的判決が下されました。ところが、知事と都教委は、この司法の下した判断の重みをまったく顧みず控訴しました。９条改憲論者であり、教育基本法改悪の急先鋒として、教育に直接介入するやり方は、戦前の教育を思わせます。
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