森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

323号 保育園民営化協議会打切りに抗議する



 定例区議会で、保育園の民営化問題が論議されている最中、9月16日に開催された第16回第二田道保育園公設民営化協議会は、保護者委員の反対意見を無視したまま、一方的に協議会の打ち切りが強行されました。

保護者からの要望

 これに対し、第二田道保育園父母の会・公設民営化問題検討委員から、目黒区長に対して「第二田道保育園公設民営化協議会継続についての要望」が9月20日付で提出されました。
 区と保護者との約束を破って協議を一方的に打ち切ったことは許されず、協議を再開し継続すべきです。

区は協議を継続せよ

 協議会は、指定管理者活用の実施策をまとめるために保護者の意見を反映することを設置の目的としています。
 しかし、9月16日の時点で実施策に対する保護者意見の集約は終了していません。また、設置目的の「主な実施項目」指定管理者の選定仕様や評価基準、チェック体制などについての意見交換を掲げていますが、これらに対する協議も協議会の中ではまだ行われていません。

区長は協議に応じよ

 目黒区で最初の区立保育園公設民営化問題を協議するうえで、目黒区との信頼関係に基づく話し合いが極めて重要です。保護者は協議会の継続を強く求め、区長の協議会への参加を要望しています。

民営化計画の再考を

 「私たち第二田道保護者は、協議会の最初から公設民営化反対の立場で目黒区との協議に臨んだわけではありませんでした。」「しかし、協議の過程で、目黒区が民営化の根拠とするのは『保育の多様な二ーズに応えるためにコスト削減をする』だけであることが改めて明らかになりました。」
 そして、多くの保護者が計画に不安と反対の意を持つ中で実施するには「十分な議論がなされておらず、時期尚早」として、「第二田道保育園の公設民営化計画には反対し、計画の再考を強く要望します。」としています。

信頼失う区のやり方

 一方的な協議会終了は、区と保護者で合意されている第二田道保育園公設民営化協議会の進め方ガイドライン」反しています。このような区民の声を無視した対応は、区民の信頼回復を基本姿勢に掲げる青木区政にとって、逆に区民の区政に対する信頼を失うやり方です。

同意のない実施策素案

 区当局は、9月26〜27日に、保育園全職員に対して「第二田道保育園指定管理者制度活用に係る実施策(素案)」の内容を説明しました。しかし、保護者の同意のない実施策素案など認められません。

保護者アンケート結果

●第二田道保育園が民営化されることについては、91%の保護者が納得できていないと回答。
●現在の目黒区の方針で民営化された第二田道保育園の運営には98%が不安を感じていると回答。
●今の第二田道保育園をなくし、新しい業者で民営化することについて、91%が反対と回答。



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