森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

317号 侵略戦争を美化する靖国神社



戦争を考える若者たち

 8月9日、東山九条の会が発足しました。参加した20代から70代の15人一人ひとりが、戦争体験や憲法への思いを語りました。
 中目黒駅で朝の宣伝中に声をかけてきた私の学童保育時代の教え子は、P魂s(ピーソールズ)という若い人たちの平和サークルで活動しています。8月16日にNHKおはよう日本で、「終戦から61年の夏・戦争を考える若者たち」と題してP魂sの活動の様子が放映されました。若い人たちが、平和サークルをつくり、東京大空襲をはじめ全国で起きた空襲のこと、広島・長崎の原爆のこと、戦争の歴史や加害の立場、アジアのことなども学んでいます。特に大切にしていることは、戦争の体験者に直接話を聴くことだそうです。8月9日の集まりでは、東山九条の会の呼びかけ人になり、東山周辺地域の戦争遺跡や空襲焼失区域のフィールドワークをしようと提案しています。

戦争を肯定・美化する神社

 
 呼びかけ人のひとりで、歴史教育者協議会という民間教育団体に所属して活動している中学教師からは、東京の戦争遺跡を歩く会が編集した『靖国神社・遊就館』という本の紹介がありました。写真資料の多い編集のこの本は、靖国神社が、戦没者の純粋な追悼の場所ではなく、過去の侵略戦争を肯定・美化することを自らの使命としている組織である事がわかりやすく学べます
東山九条の会は、日本国憲法第九条「改正」に反対し、日本を再び戦争をする国にすることを許さないために、学習しながら、アピールや署名を広めることを呼びかけています。

首相、15日の靖国参拝を強行

 
 小泉首相は、終戦記念日に靖国参拝を強行しました。国政の最高責任者である小泉首相の靖国参拝は、侵略戦争を正しい戦争だったとするこの神社の政治的立場を日本政府として公的に認知することになり、今日の国際秩序に正面から背をむける重大な政治的行為です。
 日本の国益を犠牲にしながら、5年連続して参拝することに何のブレーキもかけられない政権党としての資質もきびしく問われます。

石原知事、今年も参拝

 
 石原慎太郎東京都知事は15日、都民の反対を押し切って靖国神社の参拝を強行しました。2000年以降7年連続の参拝です。日本共産党都議団幹事長は、「わが党や都民の中止の申し入れに背を向け、石原知事が靖国神社参拝を強行したことに、厳しく抗議する。靖国神社は侵略戦争を肯定し美化するための組織だ。都民の代表である知事が参拝を強行し、侵略戦争正当化の先頭に立つことは許されない」と見解を発表しました。
 侵略戦争と植民地支配を正当化するあらゆるくわだて、憲法改定に反対し、憲法の平和・民主・人権の原則をまもりぬかねばならないと痛感します。

目黒区平和都市宣言の威力

 
 8月6日の目黒区平和のつどいに出席して、あらためて、目黒区平和都市宣言の力を感じました。
 21年前、日本共産党区議団の先輩たちが「憲法擁護」「核兵器のない」の文言を明記させることに尽力したことに誇りを感じています。
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かつて人びとは、戦火に包まれ悲しい歴史の一ページをつくった。
時は移り、
今、平和の尊さをしみじみと思う。
青い空、緑の木々。
街には明るいあいさつがかわされ、
人びとの顔にほほえみが浮かぶ。
この幸せを再び失つてはならない。
わたくしたちは、
地球のすべての人びととともに永遠の平和を築くよう努力する。
この誓いをこめて、目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを宣言する。
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