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■316号 災害に強いまちをみなさんと
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駒場大橋支部地域新聞「ごんべえ」と駒場住区ニュース「駒場野」 |
駒場の大火から8年
1998年2月4日の駒場の大火は、全焼6棟はじめ焼損22棟、罹災32世帯63名、出動隊45隊、消防団35名…。発見通報の遅れ、空気の乾燥、強い北風という悪条件もありましたが、高低差の大きい崖地、住宅密集、消防車の新入困難など消防困難地域で起きた火災がいかに恐ろしいかを深く人々の胸に刻むこととなりました。
さまざまな努力が
この火事によって考えさせられた多くの課題を解決するために、今日まで、駒場のみなさんのさまざまな努力が続けられています。
ポンプ操法大会での消防団第1分団のみなさんによる8年連続優勝はみごとですし、駒場地域の防災組織づくりも取り組まれています。
防災上の課題を整理
私は、大火の直後に、野村友子都議(当時)と火事現場の調査を行い、がれきや燃え滓の処理を行政に要請し、火災のときの建替え融資制度を調べるとともに目黒消防署や水道局、防災課などに足を運び聞き取り調査を行い、防災上の課題を整理しました。
火事現場を防災スペースとして活用を
駒場保育園の40トン貯水槽や道路内消火栓など消防水利の活用などによる放水までの時間短縮、消防車にかわる固定ポンプの設置、火事現場を区が、防災スペース・防災拠点として買収・活用することや空川の防災上の重要性について、地元のみなさんとともに働きかけてきました。
地域新聞「ごんべえ」
この度、「駒場1丁目防災緑地」整備と旧「そら川」の一部開通のニュースが、日本共産党駒場大橋支部の地域新聞「ごんべえ」と駒場住区ニュース「駒場野」に掲載されました。「ごんべえ」は、「98年2月の大火から8年。まちの人々の声と協力で、目黒区は、火災現場を緑地化し、ガケの上下通行を確保するとともに、旧そら川も整備し、災害時の作業・避難路にする工事を行ってきました。段差の低い広い安心感のある階段で、植え込みには花も咲いています」と紹介しています。
また、淡島通り沿いにも、地元の方々の運動と協力で防災公園ができます。
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