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■３１１号 介護ベッドを取り上げないで
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| ７月４日、助役に介護ベッド取り上げ問題で要請 |
介護ベッドの区独自貸出しを
７月４日、区議団は、生活に不可欠な介護ベッドが、軽介護度という理由でとりあげられようとしている２人の高齢者とケアマネージャとともに、助役に区独自の貸し出し制度を創設するよう要請しました。
介護ベッドが取られたら一人では暮せない
再認定で介護度１になった障害１級の女性は、「脳梗塞で倒れて以来、医師からの指示で夜中に何度も起きて水分補給をし、トイレにいきます。介護ベッドがあるおかげで１人で起き上がり、トイレにもいけます。ベッドを取り上げられたらはっていくしかありません。」
障害者手帳２級の８９歳の女性は、「要支援の介護認定です。上体が持ち上がるワンモーターのベッドで手すりがあるから、何とか起き上がることができています。ベッドを取り上げられたら、１人ではもう暮していけない」と切実な訴えをしました。
改定は現状に合っていない
ケアマネージャは、「今回の国の介護保険の改悪で、介護度１や要支援に認定された人からは介護ベッドを取り上げることになりました。認知症があるかどうかが分かれ目で、本人の内的な疾患などは、全く考慮されず、現状にあっていない。介護ベッドを独自に購入しようとすれば２０万円以上。区として何とかしてほしい」と要望しました。
状況はわかる、対応を検討する
佐々木一男助役は、「私も母の介護を経験していて、状況はわかります。区長にも、今日の内容を知らせ、対応を検討させていただきます」とこたえました。
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