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■311号 上目黒4丁目など5カ所の交番を廃止へ
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突然の交番廃止
警視庁は、6月26日、来春までに都内941カ所のうち121カ所の交番を廃止する計画を発表しました。「まったく、寝耳に水の話。空っぽでも安心感がちがうのに…」と地域の人たちに大きな不安と反発を呼んでいます。
目黒区は5カ所
目黒区内には、目黒署管内には10の交番と1つの駐在所、碑文谷署館内には、11の交番と1つの駐在所があります。その内、廃止が検討されている交番は、上目黒4丁目交番、五本木交番、谷戸前交番、碑文谷5丁目交番、本町5丁目交番の5カ所です。
上目黒4丁目交番は、交番機能を廃止して建物は警察官立ち寄り所等として活用されますが、他は、廃止され撤去される予定です。
空き交番の解消をと
交番廃止計画は、空き交番対策の一環として、交番の警察官の配置を「原則として1当務2人(4部制で8人)以上の配置とする」などの改善が図られる一方で、日本共産党都議団の独自調査や都議会質問などをきっかけに、45カ所までに改善されてきた空き交番の解消をあきらめ、逆に「整理・統合」の名で交番を廃止しようというものにほかなりません。
今回、廃止の対象となった交番は、地域の安全の確保に大きな役割を果たしてきました。突然の廃止計画の発表は、地元の町会防犯関係者はじめ地域住民に衝撃と心配を広げています。
存続へ再検討を
青少年をまきこんだ重大犯罪が多発しているもとで、地域の交番の果たす役割はますます重要性を増しています。
空き交番解消や存続の要望のある交番については、体制を確保し存続させるよう再検討すべきです。ビラまきへの意図的・政治的弾圧がエスカレートしていますが、公安警察などの不要部門の改革をおこない、交番や地域パトロールなど現場の体制こそ強化すべきです。
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