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■311号 若さと熱気あふれる保育集会
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チョットまった民営化
6月30日、区民センターホールで行われた「チョットまった!保育園民営化6・30めぐろ保育集会」には、保護者、保育関係者など約400人が会場いっぱいにつめかけ、若さと熱気あふれる集会となりました。
目黒区は、21の区立保育園のうち、改築予定の第2田道保育園と第2ひもんや保育園、中目黒駅前再開発ビル内に新設予定の保育園を民営化する予定で、2008年4月から第2田道保育園を指定管理者に委託する方針を示しています。
子どもが犠牲に
二宮厚美神戸大教授は、講演のなかで「子どもの成長のためには、恒常的・安定的なコミュニケーションを保育士が提供できることが重要だ」と指摘。そのためには、経験を通じて蓄積される知的熟練が必要で、それができるのが公立保育園だとし、「民営化で安上がりにされれば、人件費が削減され、保育士が安定した労働条件のもとで働けなくなり、コミュニケーションが壊され、子どもが犠牲になる」と語りました。
第2田道保育園父母の会から、区と保護者でつくる公設民営化協議会の経過が報告され、「協議会に区長を出席させ、保護者の不安の声を伝えたい。多くの傍聴を」という呼びかけがありました。
また、横浜市で保護者の納得を得ないまま市立保育園の民営化を急いだことは違法との判決を5月25日に勝ちとった原告が報告しました。
この保育園が好きだ
保護者からの「第2田道保育園が好きだ」という訴えは、園と父母とが子どもの成長を通して信頼感を深めていることが感じられ熱くなる場面でした。
保育園の民営化反対の声を地域に広げ、区の方針を変えさせましょう。
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