森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

305号 品川線にも大気浄化装置を



品川線が着工に

 中央環状品川線は、全長約46kmの中央環状線の最終部分で、新宿線(大橋ジャンクション)と湾岸高速(大井ジャンクション)に接続する9.4kmの路線で、9割は地下トンネルです。

説明会を開催

 今年度から全線にわたり事業に着手されることになり、6月5〜7日は品川区内、8日(木)は中目黒小学校、9日(金)は菅刈小学校で、いずれも午後7時より事業説明会が開催されます。多くの住民が参加して、環境問題をはじめとする質問や意見を大いにだしましょう。

大気浄化装置を

 大橋換気所には、8〜9割の汚染物質を除去できる大気浄化装置が設置されますが、中目黒換気所には、二酸化窒素や浮遊粒子状物質を浄化する低濃度脱硝装置及び電気集塵装置の設置が決定していませんが、当然設置すべきものであり、これは、事業説明会で追及すべき大事な点です。

大気測定はきめ細かく正確に

 目黒区(環境保全課)は、品川線の着工に先立ち、中目黒換気所や五反田出入口(出口は下目黒)近傍など5カ所で大気汚染測定を行い、その結果が、5月12日環境整備対策調査特別委員会に報告されました。
結論としては、測定値は、大坂橋自動車排ガス測定局のデータと比較して、同程度か下回る濃度であり、相関が強いので、今後は、大坂橋自排局の測定値を活用して中目黒換気所や五反田出入口近傍の大気環境の動きを見ていくというものです。
 区議団としては、引きつづき中目黒換気所に近い総合庁舎屋上に常時監視測定局を設置することや自動車排ガス測定局を幹線道路沿道に増設するなどきめ細かい監視体制をつくるよう要求していきます。

オリンピックをテコに

 石原都知事は、中央環状線をはじめとした首都圏3環状高速道路や都区部の幹線道路について、「10年後のオリンピックをめざして集中的に整備をすすめる」としています。都が異例なかたちで直接建設することにした品川線は、本来東京都が負担する必要のない財政を1000億円以上も投入しようとしています。「オリンピック招致」をてこに「都市再生」の最重要課題とされ、開発優先で財政も環境もいっそう深刻にするものであり、くらしと環境を優先する都政の根本的な転換が求められます。


添付ファイル】 大坂橋自動車排気ガス測定局のデータは環境基準をクリアーしたことがない。NO2はぜん息や肺がんの原因物質であり、神山町や大橋や中目の換気所に大気汚染浄化装置を設置し十分機能させることが大切である。

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