森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

260号 自民・公明の介護保険法改悪 衆院で 民主も賛成



介護の負担が重い

 日本共産党目黒区議団の呼びかけで、目黒の高齢者介護状況の聞き取り調査を行ったさいにも、ショートステイが必要な時につかえない、ヘルパーさんがころころ変わる、特養ホームに早く入りたい、保険料のこれ以上の負担増はやめてほしい、食費や生活費をきりつめて利用料をはらっている、貯金を取り崩しながらなんとかやっているが、もう、底をつきそう、など、切実な声がたくさんよせられました。

特別養護老人ホームの利用料が大幅アップ

 特別養護老人ホームに入居中の男性(要介護4)の例。年金が月額7万円余の暮らしです。現行の特養ホームの入所負担は、利用料(定率負担)月2万5千円、食費(一部負担)1万5千円で合計4万円になります。ほかに日用品、テレビ、理容代、国保料などの負担がありますが、それを支払ってもまだ手元に2万円程度の年金が残ります。

年金では足りない

 ところが、改悪でこの男性の入室している部屋が新しい区分の「準個室」となり、居住費として月4万円の負担がのしかかってきます。食費の2万円、利用料の2万5千円と合わせた負担額は8万5千円。年金7万円を超えてしまいます。

家事援助ヘルパーのとりあげ

 自民・公明政権は、介護保険の改悪法案を出し、軽度の介護度のお年よりに、家事援助のために派遣されているヘルパーを原則廃止にするなど在宅サービスの削減をねらっています。民主党は審議のときは「給付をカットして負担をふやす」と批判していたのに、衆院採決では賛成。法案は参院で審議中です。

目黒でも3000人以上が

 東京で在宅介護サービス削減がねらわれているのは、要支援の3万3000人と要介護1の人の8割が切られるとすれば6万4000人。家事援助ヘルパーのとりあげ被害は、都内で10万人にも及びます。目黒でも、3000人以上がとりあげられる計算です。


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