森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

255号 旧国鉄跡地に立坑と作業ヤード



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6/1立て坑作業風景
目黒川の桜は、今年も多くの花見客を楽しませながらあっという間に葉桜に変ってしまいました。大橋から下流は、清流復活とともにますます人々に親しまれる川になってきました。

目黒川をもっときれいに

目黒区内の下水道管は合流式下水道で整備されており、雨水と生活雑排水を一括して収容しています。雨天時の降雨強度が一定水準を越えると、下水処理施設の負荷を軽減するため、希釈された未処理水を河川に放流する仕組みとなっています。目黒川には、このための吐口が57ヵ所、目黒区内には27ヵ所あります。
下水道施設から、目黒川に流入した未処理水は潮の干満の影響を受け、舟入場付近から下流部分に滞留することになり、夏季に悪臭の発生源の一因ともなっているため、合流式下水道の改善対策が必要となっていました。
目黒区は、世田谷、品川とともに3区で構成する「目黒川浄化対策3区連合」等を通じて東京都に、目黒川の浄化対策について要望してきましたが、これまでの対策は、目に見えるゴミや白色固形物の流出防止対策を主な目的としたもので、本来の水質改善対策として十分とはいえませんでした。
このため、都内の河川のうち、清流が復活し都民に親しまれていると共に、海域浄化対策を実施中のお台場に最も近い目黒川を最優先の対象河川として合流改善対策事業を実施することになりました。

地下15mの深さに4m管を750m

 今回は、上目黒1丁目(旧国鉄跡地)から青葉台2丁目(菅刈公園)を結ぶ区道に直径4mの貯留管を地下15mに埋設し、雨天時に目黒川に流入する初期汚濁水を一時的に貯留(降雨後に下水道管にポンプ排水)し、目黒川の環境保全を図るものです。貯留水量は、750m区間で9420㎥になる計算です。

既存樹木の保存を要望

 工事は、旧国鉄跡地内に作業ヤード(発進基地)を確保し、シールド工法により貯留管を地中で菅刈公園側に順次築造して行きます。なお、作業ヤードをつくる際に、既存の樹木については、植え替えを含め極力保存するよう要請しました。








 




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