日本共産党区議団ニュース 2005年4月号
青木区長初の予算
開発優先で、区民には値上げ有料化おしつけ
■「信頼と改革」かかげても・・・・
・薬師寺区政を継承
「信頼と改革」を掲げ、青木区長が始めて提案した新年度予算。自民、公明、民主などが賛成して成立しました。浪費と区民生活に冷たい前区政を変えてほしいという区民の願いが寄せられていたにもかかわらず、青木区長は、議会の答弁でも薬師寺区政を引き継ぐことを何度も表明。
・区民の声無視し、学童保育を有料化
上目黒1丁目、大橋地区の再開発をすすめ、さらに学芸大学駅周辺地区整備を新たに計画するなど再開発を優先。一方で、国民健康保険料を引き上げ、区民の反対の声を無視して学童保育の有料化に踏み出すなど、新たな区民負担を増やしました。
・前区長の自殺、前契約課長の収賄など、真相解明に背向ける
「疑惑の真相究明をする立場にはありません」 青木区長の3月議会の答弁です。「大規模開発に絡む黒いうわさ、怪文書が飛び交い、前区長の自殺の翌日には契約課長の逮捕という前代未聞の区政を私は見逃すことはできない」とは、区長選挙の青木区長の言葉です。区民は不正・疑惑の深層を望んでいるのに、これを避けて通るのでは失った区民の信頼を取り戻すことはできません。
■低所得者いじめ−国保料10年前の1.9倍−
国民健康保険料の引き上げが家計を直撃します。
所得の多い少ないにかかわらず、被保険者が同じ額を負担する「均等割り」が1900円引き上げられ3万2100円に。また、介護納付金についても「均等割り」が1200円の引き上げ、所得に応じて負担する「所得割」も引き上げられます。均等割り額の引き上げは所得の低い人ほど重い負担となってしまいます。日本共産党は引き上げに反対しました。
国保料の均等割り額は、10年前に比べ1・9倍、1万5300円も引き上げられたことになります。
区民のみなさんと日本共産党が力を合わせ実現 |
▼介護 | 介護保険の軽減のために区とねばり強く交渉し、在宅7サービスいついて区独自の低所得者軽減策を新年度も継続 |
▼防災 | 雑炊など災害用の備蓄食料品が追加され、第一次避難場所の仮設トイレが充実されます |
▼平和 | 爆地・広島への小学生派遣について、従来の20人から、すべての小中学校から代表を出し、私立学校からも被派遣できる36人に増員されました |
▼子育て | 乳幼児医療費の助成制度が、小学校の入院費まで拡大されます |
新年度予算の修正動議行う
ホームヘルプサービスの低所得者減免制度など |
国が5年間に限定した、ホームヘルプサービスの低所得者向け減額制度が廃止されたことから、日本共産党目黒区議団は、ホームヘルプサービスの減額制度を区独自で実施できるようにするために、区議会議員の海外視察を予算から削除するなどの修正案を提案しました。しかし、自民、公明、民主などの反対で否決されました。 | 増額
・真相究明プロジェクトチーム設置費 160万円
・訪問介護利用者負担軽減補助事業 3,500万円
合 計 36,600円
減額
・区議会海外視察費 670万円
・学芸大学駅周辺地区整備 355万9千円
・電線地中化 514万5千円
・予備費 2,100万6千円
合 計 36,600円
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