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「ささえあう生命(命)の輪 野鳥のすめるまちづくり計画」(中間のまとめ)に対する意見を提出しました。

「ささえあう生命(命)の輪 野鳥のすめるまちづくり計画」(中間のまとめ)に対する意見
2013年8月31日
日本共産党目黒区議団
1.「開発や人の活動による種や生息地の減少、人の手入れ不足による自然の質の低下、外来種などの持ち込みによる生態系のかく乱などにより、生物多様性は世界的な危機に瀕しています」と背景には書かれている。目黒区内でどのように生物多様性が失われてきたのか、原因分析をしっかり記述すること。
2.現状と課題が表になっている。現状については、データを付けたものにすること。区内で2956 種の生物が確認されているとしているが、どんどん減少しているというのが区民の実感である。動物についても、植物についても経年変化もしっかり記述すること。
3.都市として発展してきた目黒区に残されたみどりの減少は進んでおり、この貴重なみどりのある環境を守り、後世に伝えていく必要があるとしている。目黒区基本計画で緑被率20%を目指してきたにもかかわらず、逆に減少し、なぜ20%を実現できていないのかをしっかり記述すること。地上地面の緑化と屋上や壁面の緑化を分けて、現状と課題をきめ細かく記述すること。
4.「「生物多様性によって生かされている」自分を見つけ、一人ひとりが身近な場所から率先して生物多様性を守り回復していく活動を実践し」と、生物多様性の確保・回復を自己責任にしている記述がみられる。「生物多様性を保全する上で目黒区の将来のあるべき姿及び今後取組むべき施策の方向性やなすべき行動を提示」するというのなら、区としての責任をしっかり明記すべきである。
5.今後の取組みについては、野鳥をはじめとした観測データを毎年とること。また、樹木・樹林・水辺の保全、みどりの質・量の向上、エコロジカルネットワークの強化、守る→戻す→つくる→つなげる→育てる、など野鳥のすめる環境を創出するための諸行動の進捗状況を管理すること。調査は、科学的(学術的)かつ継続的に解析も含めて行い、区民にわかりやすく公表すること。公園面積などを含め、可能な限り具体的な数値目標を明記すること。
以上

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