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「平成23年度国民健康保険特別会計」に反対する意見 星見てい子区議

 3月25日の予算特別委員会で、星見てい子区議がおこなった「平成23年度国民健康保険特別会計」に反対する意見を報告します。

国保加入者は、経済悪化と災害に苦しめられている
 区民は東日本大地震と福島原発の原子力災害により日常生活が大きく脅かされています。災害前からすでに、雇用の破壊と中小企業経営の悪化は留まることなく、年金も引き下げられます。区民生活の困難はますばかりです。国民健康保険には、こうした影響をもっとも受けている自営業者、非正規雇用の区民、失業者、高齢者、障害者が多く加入しています。

明らかになった加入世帯50%以上もの値上げ
年収250万円で9万845円の値上げ!

 ところが、今回の国保料の改定と予算編成では、保険料の算定方式の変更や介護保険分の均等割りの値上げなどにより、中低所得者、家族がいる世帯、障害者のいる世帯、40歳以上世帯など、保険料が軒並み大幅な値上げになることが予想されながら、その影響は、国保運営協議会や区議会に十分に示さないままでした。本特別会計での日本共産党による質疑で加入者の50%が、値上げになることがようやく明らかになりました。

「危機管理下の今、値上げストップを」の提案を区長は拒否
 すでに目黒区国保は、10年間毎年のように値上げになり、払いきれない世帯は22%を超え1万6千人にもなっています。これに加えて、今回の改定で、65歳以下の3人世帯・年収250万円で本則9万845円もの値上げです。保険料を払いきれない世帯が増えるのは必至で、生活を脅かします。これ以上の値上げは、区民のいのちと暮らしを守る上で許されるものではありません。

 東日本地震と原子力災害という危機管理状況の元で、緊急に区長会に働きかけて保険料の値上げをストップさせるべきと求めましたが区長は拒否しました。

厚生労働省の通知にも反するような保険証の取上げ
 また、目黒区での保険証のとりあげは、厚生労働省の通知にも反する事態です。災害の中で苦しむ区民に一刻も早くわたすべきであり、直ちに届けるよう強く求めます。
よって、日本共産党区議団は、議案第17号、平成23年度国民健康保険特別会計に反対します。

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