日本共産党目黒区議団 > 党の政策 目次 > 党の政策 詳細

党の政策

▶ 一覧に戻る

自民党に政調費不正使用の反省はないのか――日本共産党区議団の政調費にたいする住民監査請求について

自民党に政調費不正使用の反省はないのか――日本共産党区議団の政調費にたいする住民監査請求について
                            日本共産党目黒区議団

 自民党の石山京秀・目黒区議がこのほど、日本共産党目黒区議団の05年度政務調査費の使途について、会派の議員数(5人)より多い人数分の宿泊会議費を支出したのは「違法・不当だ」として住民監査請求を出し、14日付の「朝日」で報道されました。

 いったい、どこが「違法・不当」なのでしょうか。会議に参加した人が議員数より多かったのは、住民団体や住民要求活動に携わっている区民が参加したからです。区議会議員・会派が区政を調査研究するにあたり、区民生活や施策の前進のために住民の要求や意見を聞き、施策に生かすという観点から、住民にも会議に参加してもらって一緒に論議することは、当たり前の調査研究活動です。区議会事務局も条例や使途基準に照らしてまったく問題ないと認めているものです。

 それにもかかわらず、日本共産党の正当な政調費支出にたいし「違法・不当」と決め付け、あたかも不正があったかのような印象を与えることこそ不当で姑息なやり方です。

 いま、政調費問題で自民党に求められているのは、前議長の不正使用、また不適正な事務所費支出や使途基準にない支援者とのバス旅行代、さらに監査委員から「不当な支出」と判断が下った政治資金パーティーの会費への支出など、こういった政調費の使用について十分な反省の意を区民に示すことです。それを棚に上げて他党をおとしめようという行為は筋違いであるばかりか、自民党がいかにこの問題に反省がないかを表すものではないでしょうか。

区議会全体で不正問題をただすべき

 「目黒ショック」といわれ全国が注目しているなか、政調費問題について目黒区議会がどう対応し改善していくのかが問われているとき、「やったらやり返す」といわんばかりに住民監査請求の応酬を繰り返すことは、区民の区議会に対する不信を募らせるばかりです。

 現在、政調費の使途基準や額についての識者からの提言を受け、区議会は区民に納得のいく政調費のあり方について議会運営委員会で議論を重ねているところです。政調費額の引き下げや支出の目的、内容などを記載した内訳書提出の義務などを明記した条例改正案を今議会最終日の30日に提出する予定です。また、収支報告書をインターネットで公開するなど規程の改正もおこないます。

 このように、区議会がさまざまな意見の違いを超え、総力を挙げて一歩一歩改善の努力をすすめているにもかかわらず、その協議の場である議会運営委員会の責任者が住民監査請求をおこなうことは、その結束にくさびを入れるものであり、許されるものではありません。

 日本共産党区議団は議員一人ひとりの政調費に対する認識を改め、区民の税金を預かるという自覚を持ち、税金の使い方をチェックするという議員本来の責任を果たせるよう切磋琢磨する議会づくりこそ重要だと考えてきました。これまでも、政調費の収支報告書に領収書の添付を義務付けるなど、必要な改善も実現させてきました。今後も清潔で透明な区議会の実現のために全力をあげます。

このページの先頭へ ▲