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一般会計予算案に対する修正動議

議案第25号、平成17年度目黒区一般会計予算案に対する修正動議について、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。

予算の特徴


 これまで予算審議の中で指摘いたしましたが、本予算案の特徴は、上目黒1丁目や大橋地区の再開発をすすめ、さらに学芸大学駅周辺地区整備構想案の策定に着手するなど都市計画関連事業を拡大する一方で、その財源確保として、学童保育の有料化や特養ホーム運営費の削減をはじめ区民の負担増や弱者切捨ての「行革」を進めるものになっています。
本来なら都市計画関連事業を大きく見直し、長引く不況と医療、介護、年金の負担増や給付減、庶民増税などの影響から、区民生活を守ることを中心に据える抜本的な組み替えが必要と考えますが、今回の提案は、区民のもっとも切実な要求にしぼって反映させるものとしました。

修正のねらい

 修正のねらいの第1は、在宅介護の支援を強化することです。在宅介護を支える最も中心的なサービスは、ホームヘルプサービスです。3月いっぱいで、低所得者への負担軽減策である国の「特別対策」が打切られます。そのため、区の独自策として、1年間継続することにした7つのサービスの減額制度にホームヘルプサービスを加え、利用者負担を6%に据え置き、新規利用者も含めて実施します。
第2は、区政に対する区民の信頼を回復する上で不可欠の課題である、前区長の自殺や収賄事件をはじめ区政にまつわる疑惑を真相究明するためのプロジェクトチームを設置することです。
第3は、その財源として、先行き不透明な財政状況のもとで、後年度負担を大きく増やし、しかも、総事業費も不明なまま着手しようとしている学芸大駅周辺整備計画と電線類地中化計画や区民からの批判が強い海外視察を取り止め、なお不足する分を予備費から充てることです。

修正の箇所

次に、修正箇所について説明いたします。別紙修正案をごらんください。
 歳出の1款議会費、1項議会費の広報調査費から海外視察費670万円を減額します。
2款総務費、2項企画経営費の行財政改革推進に真相究明プロジェクトチームを設置する経費として160万円を増額します。
4款健康福祉費、3項高齢福祉費の介護保険利用者負担軽減補助事業に、訪問介護分3500万円を増額します。
6款都市整備費、1項都市計画費の学芸大学駅周辺地区整備355万9千円を減額します。
同じく6款都市整備費、3項道路橋りょう費の電線類地中化514万5千円を減額します。
11款予備費、1項予備費から2119万6千円を減額します。

以上です。よろしくご審議の上、可決くださいますようお願いいたします。
提案理由及びその内容の説明を終わります。 (提案者 森議員)

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