森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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活動と実績

アスベストの飛散状況の調査再開



目黒区はアスベスト飛散が全国一

 アスベスト対策については、区議団の提案が実り、解体工事の届出・説明会の義務付けやアスベスト除去費用や調査費への助成などが2006年度予算案に盛り込まれました。また、目黒区は大気中に含まれる飛散アスベストの量が全国1高いという測定結果があり、測定を再開すべきだと提案してきましたが、来年度予算で測定費用がつき、再開の見通しとなりました。

区民の監視が大切

 いま、上目黒1丁目再開発地区の建物解体工事が行われています。再開発委員会の中でも、十分な調査を行い、結果の公表と除去にあたっては慎重に進めるよう提案してきました。現在、すでに旧区営住宅について除去工事が完了し、解体が行なわれています。
 アスベスト新法の審議も行なわれています。これまで放置してきた国と自治体の責任を追及するとともに、身の回りの解体工事がピークになる時期を迎えるなかで、区民の監視がとても大切になっています。

2001年は全国ワーストレベルに

旧区役所の屋上で行なっていたアスベストを含む一般大気測定局が庁舎移転の際に廃止されてしまいました。わたしは、新庁舎での大気測定局の復活を提案し続けていますが、このたび、2006年度よりアスベスト大気調査を再開することになりました。

目黒区におけるアスベストの飛散状況について      

(1)アスベスト繊維濃度測定結果 測定場所;旧区役所屋上
       f/ℓ(12ヵ月の最低〜最高)
1991年  0.4  (0.2〜1.0)
1992年  0.5  (0.4〜0.7)
1993年  0.5  (0.3〜0.6)
1994年  0.38 (0.16〜0.65)
1995年  0.39 (0.16〜0.49)
1996年  0.46 (0.23〜0.68)
1997年  0.28 (0.24〜0.45)
1998年  0.56 (0.22〜0.68)
1999年  0.34 (0.22〜0.68)
2000年  0.91 (0.45〜1.80)
2001年  0.79 (0.3〜2.00)
2002年  0.6  (0.3〜0.91)
2003年  中断
2004年  中断
2005年  中断
2006年  再開
※2001年データ0.79 f/ℓが全国最高値としてバックグラウンド参考データとされている。このデータは、クボタ旧神崎工場敷地境界での測定値と同程度であるが、目黒では2000年にさらに高い0.91を記録している。このようなデータをふまえ飛散状況の大気測定再開を提案してきた。
           加重平均単位 f/ℓ
内陸山間及び離島地域   0.15(ND〜1.57)
住宅・商業及び農業地域  0.18(ND〜1.34)
高速道路及び幹線道路沿道 0.33(ND〜3.68)

測定している(またはしていた)自治体

区市町村…目黒、港、板橋、武蔵野、調布、国立
東京都(江東、新宿、多摩)(1985〜2000測定し以後中断)

区市における近年のアスベスト濃度

単位:本/l
     調査地点数 H13   H14
港区     3   <0.3  <0.22
目黒区    1    0.79  0.60
板橋区    3    0.58  0.45
武蔵野市   1   <0.4   0.4
調布市    5   <0.2  <0.2
国立市   10    −    <0.2


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