森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

566号 市民と野党の共闘が発展



希望ある流れ

 4月から7月までの3カ月間に、目黒区長選、参院選、都知事選と3つの選挙が行われました。
 安保法=戦争法を廃止して立憲主義をとりもどすという旗の下に市民(区民)と野党の共闘が発展していることは、戦後史の上でも新たな希望ある流れです。

憲法生かす政治

 目黒区長選では、共産党と市民との共闘候補が40%を超える得票を獲得するとともに、参院選でも32の1人区のうち11の選挙区で市民と野党共闘の候補が勝利しました。憲法・人権・平和・くらしを守る政治の流れがさらに強まることが期待されます。

改憲を隠し

 9条改憲ノーは国民の世論です。3月区議会の陳情審査の時に、民主党都議だった青木区長に対して、民主党は安保法に反対しているが、区長はどうかと質問すると、自民党にいたこともあったとゴマカシ、戦争法に○か×かを隠し続けました。安倍首相が参院選の街頭演説で改憲隠しの戦術をとりました。都知事選で小池百合子知事は9条改憲派であることを隠しました。これが選挙だと開き直ることは許されません。改憲まで白紙委任したわけではありません。

要求実現のチャンス

 「選挙は要求実現のチャンス」ともいわれてきました。野党も与党も選挙公約に有権者の要求を反映するからです。
 暮らしの問題では、保育園の増設による待機児解消、保育士や介護福祉士の給与処遇改善、給付制奨学金の創設、最低賃金時給1000円など野党との政策的な違いをあいまいにする作戦に出ました。
 青木区長は待機児対策でやれることは何でもやると公約しました。小池知事は待機児ゼロや介護離職ゼロを公約しました。選挙は要求実現のチャンスですが、公約違反=ウソつき政治は厳しく監視しなければなりません。

待機児ゼロへやれることは何でも

 目黒区は、待機児率が2年連続ワースト1。待機児ゼロへやれることは何でもやらなければなりません。区長選後初の6月定例会で、共産党区議団は、バスツアー見学も行ったうえで具体的な国公有地を指摘しながら来年4月ゼロをめざせと迫りました。
 8月3日の文教子ども委員会に、目黒本町1丁目の旧東京法務局目黒出張所の跡地利用に関して、民間事業者による子育て支援施設(保育所、学童保育クラブ、児童館)を整備するため、定期借地制度を利用した貸付の要望を提出する、また、賃貸型認可保育所4施設を前倒して事業者募集を行い29年度中または30年4月1日に開設する、という報告がありました。

民間任せの弱点

 待機児ゼロに対してまだまだ計画が足りていません。その上、来年4月開設めざす緑が丘1丁目の整備計画において、明らかに住民説明の不手際と考えられる事例が新たに出ています。
 4月に認可保育園をつくる計画を住民に知らせた後、7月まで近隣説明会を開催せず、一方的に着工する姿勢で、住民との信頼関係が損なわれてしまったと思われます。
目黒区は住民説明会に出席したのですが、経過から見て民間任せの弱点を改めていないようです。

近隣との信頼回復を要請


 保育所建設を急ぎスムーズに進めるためには、ていねいな住民説明は区が責任をもって進めることは不可欠です。8月3日に相談を受け、8月4日近隣住民と区の話し合いの場の設定するとともに、5日区議団として住民との信頼関係を取り戻すよう区に要請しました。



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