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■556号 目黒の空はどうなっている
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ヘリコプターが多い
10月16日、東山住区センターレクホールで行われた区民と区長のまちづくり懇談会で、「ヘリコプターがよく上空を飛んでいるが、(飛行ルートを)区は許可したのか。役所に(不安や騒音など)区民の声は寄せられているか」という質問が出され、区は、「航空管制に関知せずよくわからないが、問い合わせは多い」と答えました。
上空を飛んでいるのは何か
目黒上空は、マスコミの報道ヘリが港区の辺りから西へ飛んで行く往復航路にあたっています。
昨年、青葉台の方から私に「ヘリがよく飛んでいるが自衛隊機なのか」という問い合わせがあり、区を通して自衛隊に問い合わせてもらいましたが、この時期に飛んでいない。国交省に問い合わせた結果、御嶽山噴火の報道ヘリと消防ヘリだったことがわかりました。確かに多く、一日で10機以上が往復していました。
報道ヘリが多数
ヘリは航空機のようにパソコンやスマホから情報がとれません。8月、ヘリがうるさいと感じ、どこかで事件があったのかと調べたら、山手線目黒-恵比寿間でケーブル火災が起きた時の報道ヘリでした。ヘリの飛行情報も公開すべきでしょう。
羽田空港が増便相次ぐ
2010年には羽田空港が再拡張され、多摩川の河口沖に第四滑走路がオープンし、年間発着回数が33万回から45万回に大幅アップしました。世田谷-目黒の南北ルートを深夜、国際線が飛ぶこともあります。
都心上空の新ルートの影響は
目黒区議会で伊丹空港の騒音問題を視察しました。国交省としては再び「伊丹空港のような騒音問題に発展することだけは避けたい」という意識があったようですが、「東京の国際競争力強化のため」を口実に、国交省は、2020年の東京五輪に向け、羽田空港の国際便を増やす計画です。目黒上空の新たな飛行ルートの騒音や振動の影響が懸念されます。
目黒上空600m毎時13回 羽田空港の年間発着枠を、現在の45万回から2020年までに4万回増やすため、羽田空港は東京湾の上空を使用するという原則をやめ、都内の住宅密集地上空を飛行する案を示しました。このルートは、目黒区民センター上空600mを飛行するものです。夏場の南風時、午後3時から7時まで1時間に13回着陸させるとしています。
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