|
■520号 年末対策で命を守れ
|
よく来てくれた
12月2日の朝、私の事務所を訪ねてきた30代の若者がいました。3日間目黒橋の下の階段で過ごしたというのです。
5度にも下がった夜間の冷え込みで凍死を免れて幸いでした。事務所の人がおにぎりを握ってくださり、その若者は美味しそうに食べました。手持ち金が400円足らず。
先週の火曜日に新宿のネットカフェで森区議事務所を見つけたというのです。さっそく生活保護の申請をして、その晩から室内で寝られるようになりました。
派遣切りで寮を追い出されたのでした。
目黒区が対策を
家計所得は減少するばかりなのに物価は上がり大へんです。中小業者は消費税増税への不安が広がり、仕事確保と資金繰りに追われています。職を失った若者や家賃を払えない高齢者、次々に廃業する業者など深刻です。
年末を迎えようとしているいま、目黒区がしっかりと年末年始対策を進め区民生活を支えることが重要です。このほど、日本共産党区議団は、青木区長に対して以下5点を
申し入れました。
⑴失業時に生活費として使える「総合支援資金」など、区民が使える生活支援制度をわかりやすく周知すること。
⑵生活福祉課の相談体制を充実させるとともに、年末年始の閉庁時でも緊急の介護問題や住宅困難者が相談できるワンストップサービスの窓口をつくり周知すること。
⑶中小企業の年末での廃業・倒産を回避するため「年末融資相談会」を開催すること。
⑷各種税や公共料金の滞納対策において、滞納者への連絡を丁寧にとり対応すること。また、滞納整理と合わせ対象者の生活再建を支援すること。
⑸生活保護基準の引下げで、毎月の支給減に加えて期末一時扶養費も減額されています。年末法外援護を充実させること。
|
|