■５１７号　平町エコプラザ廃止で環境先進区どうなる

平町エコプラザ廃止条例案に反対しました。 環境問題は山積 　エコプラザは、資源エネルギーの有効利用等環境への負荷の低減に関する普及啓発や区民の自主的活動の支援を行い、地域と地球の環境保全に資するため設置されました。 環境先進区はどうなる 　反対した理由の第１は、設置目的に沿った環境問題の取組みを後退させるからです。生物多様性地域戦略、地球温暖化防止プロジェクト、再生可能エネルギー普及の取組みなど緊急重要課題に対して目黒区が果たしてきた環境先進区としての実績と役割を投げ出すことになりかねません。 　第２は、平町エコプラザを拠点としている人たちの自主的活動の場が奪われるからです。東の拠点目黒エコプラザは、西部から遠く、西の拠点がなくなれば、この地域の環境問題に取り組む区民や環境団体は活動が困難になります。地域に出て活動を支援するといいますが、代替案が具体化されないまま廃止されます。 財政危機の根拠崩れる 　第３は、「財政健全化」の名による経費削減を最優先させているからです。　エコプラザの運営費は年々削減され、シルバーアトリエやショップが廃止されました。緊急財政対策によってどちらかのエコプラザを廃止することとなりましたが、１２年度４３億円の史上最高の黒字決算、財政危機の根拠は崩れました。