森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

502号 区民不在の施設使用料値上げやめよ



区民運動旺盛に

 7月26日議会運営委員会に施設使用料値上げ方針案を出してきました。これは、区財政健全化を口実に、受益者負担原則に立って、区民負担増を押しつけるものです。
ますます厳しくなる暮らしのもとで、高齢者や子育て世代などへの影響は極めて大きく、各分野の区民運動で押し返していく必要があります。

区民意見は20日まで

 8月20日が見直し方針(改定案)への区民意見募集の締め切りとなっています。郵送・ファックス・Eメールで行革推進課へ。ファックスは5722-6134です。みなさんが出した意見に区は個別に回答しませんが、主な内容は取りまとめて公表されます。

8日の団主催学習会

 区議団主催で、8月8日(水)7時より「施設使用料値上げ問題学習会」を行います。これまでの施設使用料見直しの経過や問題点をご一緒に学習します。ぜひご出席ください。場所は、田道住区センター第3会議室です。

住区センター3割から7割アップ

 最も身近な住区会議室の場合、利用料が約3割から7割以上も値上げされます。年金で暮らしている高齢者に、これ以上の負担増を押しつければ、健康と生きがいのために
やっている趣味の楽しみを奪いかねません。
 また、子育て世代は経済的支援を最も強く求めている世代です。親子リズムの会などの自主サークルに集まって、子育ての悩みを語り合う場さえ奪いかねません。
 区は、公の施設使用料の見直し方針改定案で、維持管理経費の一部(25%、50%、100%)を利用者に負担させる考えです。1998年以降据え置いてきた値上げを行えば、区民生活への影響は1億3000万円もの負担増となります。

区民への影響が配慮されてない

 目黒区民は、2011年4月からの施設使用料値上げを撤回させた経験があります。経済状況等を踏まえ、この時期に改定すべきではないという議会及び区民、利用者の方からの意見が多数提出された結果です。

行革計画より4倍も

 今回の改定案の特徴は、前回より大幅な値上げ案になっていることです。
行革計画で示された初年度2500万円に対して改定案の初年度は、1億円と4倍に上り、次年度以降5000万円に対し、3倍近い1億3000万円に上る区民負担増を押し付けようとしています。

最悪の家計に大幅値上げの追い打ち

 行革計画の歳入確保に向けた取り組みとして使用料を値上げし、維持管理経費に対する利用者負担率を20%まで引き上げる考えです。
自主サークルの方は3年まえ、区議会へ陳情を出しました。これ以上の値上げでは、7〜8割の団体が活動を継続できなくなると言っていました。こうした状況はさらに厳しくなっています。

「影響を検討する」はウソだったのか

 3年前、私の質問に区は、「区民生活への影響ですけれども、改定の際にはその料金の改定によって利用者への影響度がどういうものかという点からも、十分精査していく必要がある」
 「2012年度に見直す段階の中で、やはり社会状況等ですね、区民の暮らしとかそういうものについて十分検証させていただいて、御意見等もいただいた上で見直すべきところは見直していきたい」と答弁しました。
ところが、まったくその形跡が見られません。

「事前に十分説明する」約束守れ

 区の施設使用料を変更するなら事前に説明会などを開き説明してほしいと、自主グループの方々から区議会陳情が出されました。この審議の中で区は、「利用者団体等の要望に応じまして、可能な限り丁寧な説明に努めたいというふうには考えている」「議会に条例の改正案を提出する前に、議会にも考えている区の改定の内容を報告した後に、施設ごとに利用者へ説明していく必要があると考えている」
8月20日までの間で区の約束が守れないことは明らかです。


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