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■499号 障害者の生活と権利を守れ
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障害者団体から陳情
「目黒区障害児者の生活を向上させる会」から「国に対して、骨格提言に基づく障害者総合福祉法の制定を求める意見書提出に関する陳情」が出されましたが、6月22日の生活福祉委員会で継続審査となりました。
4区で全会一致
障害者総合福祉法を求める地方議会意見書の採択状況はどうでしょうか。6月21日現在 都道府県は13、市区町村は192、東京都内の区市町村は14、特別区は4区―杉並、中野、江東、渋谷、いずれも全会一致。陳情事項は目黒のものとほとんど同様でした。
障害者抜きに決めない
6月19日、国会では、の参院厚生労働委員会で障害者自立支援法を恒久化する障害者総合支援法が3時間足らずの審議で、民主、自民、公明3党の賛成多数により可決されました。障害者のことは障害者抜きに決めないという反省はどこに行ったのでしょうか。
違憲訴訟の約束
障害者自立支援法について違憲訴訟団と国の「基本合意」では「多大な混乱と生活への悪影響を招き、障害者の人間としての尊厳を深く傷つけた」として、新法の制定を約束しました。ところが、この障害者総合支援法には、障害者や家族の声を反映した総合福祉部会の意見をほとんど反映していません。
障害が重いほど負担が重い
障害者総合支援法には、障害が重いほど負担が重くなる「応益負担」が残り、「介護保険優先の原則の見直し」の約束も果たされていません。「基本合意」などの約束事項は「段階的に実現する」といいながら、衆院で作成を約束した工程表さえも明らかにしていません。
また、3年間で着実に「骨格提言」を実現していくといいますが、「骨格提言」は、60項目のうち3項目しか反映していません。
「応能になった」はウソ
目黒区保険医療福祉計画の障害者に関する法改正についての誤った記述に基づき「利用者負担の見直し」について、区は、事実上「応能になった」と説明しました。
障害者の願いを
『骨格提言』を反映した新法が実現すれば障害者の権利は保障され、生活保護、尊厳死など障害者に関する問題も解決します。障害者の願いが反映した新法を実現を実現しましょう。
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