森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

489号 福祉で区政に展望を



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みなさんと共に

 新しい年が、大震災からの復興、景気も暮らしも閉塞状況を抜けだし、希望の持てる年となるようみなさんと力をあわせて全力でがんばります。   

復興支援へのご協力に感謝

 被災地では復旧・復興へ懸命の努力が続けられています。12月に気仙沼へ支援ボランティアに行った際には、多くの方々から物資や義捐金のご協力がありました。心から感謝申し上げます。    

被災地に心よせ

 仮設住宅は、寒さが厳しい中、断熱対策も不十分で、ストーブをつけると結露がひどい。その上毛布も足りない。年末にみなさんからあらためてお寄せいただいた毛布類を気仙沼の党支部を通して被災者のみなさんに送りました。食料も衣料も思った以上に物資が不足している現地の様子を目の当たりにして、息の長い支援活動が求められていると実感しました。

原発ゼロ必ず

 原発問題では、区民のみなさんと原発ゼロ・自然エネルギーへの転換の取り組みや放射線量測定をすすめるとともに、全ての小中学校などでの測定を粘り強く区に要求し実現させました。危惧されていた大へん高い値が32校中18校で次々出て除染を進めていますが、食材を含めた内部被ばくへの取り組みをさらに徹底させていきます。

偽りの「財政危機」

 青木区長は、全面的な区民いじめの「行革」を強行しています。185億円にも上る暮らし福祉の大削減計画を実行するために、マスコミを使った偽りの「財政危機」キャンペーンを行い、区民に犠牲を強いています。

自治体の財政は

 自治体の原点は、区民のいのちと暮らし福祉を守ることを第1にすることです。
 自治体の財政のあり方は、まず、区民の実態をつぶさに把握し、区民の切実な要求を実現するために財源を作り出さなくてはなりません。

区民生活の現状から

 医療と介護の問題では、 「構造改革」による負担増と給付減の押し付けのもとで、高すぎる介護・国保・後期医療の保険料によって、滞納が増加し続け、区は、医療症を取り上げ、後期高齢者にさえも差押を行っています。このため、医療や介護サービスの利用抑制が進んでいます。

介護医療の困難直視を

 特養待機者は1000人にも上り増加の一途です。この背景には、在宅介護の崩壊があります。また、東京都による用地費補助や人件費への打ち切りが特養ホームの建設を一層困難にしました。
 こうしたもとで、高齢者の孤立化と孤独死の増加が進んでいます。

子育て支援を一層困難に

 子ども手当や高校授業料無料化の公約は放棄の3党合意のもと、ますます子育てが困難にされています。保育園の待機児ゼロはいっこうに進まず、一方で、目黒区は、保育園の民営化、区立幼稚園の廃園、中学校統廃合などを進めています。

生活困窮を拡大させていいのか

 貧困と格差を拡大してきた「構造改革」による派遣法など雇用破壊のもとで、生活保護世帯や就学援助世帯が急増し、区民の半数が200万円以下(課税標準)に収入が低下する状況が続いています。若者の就職難も拍車をかけています。

住宅問題も深刻に

 目黒区の空家率が16%もあるのに、家賃が払えなくて目黒に住み続けることができない区民が多く転出を余儀なくされています。公営住宅が全都で最も少ないのも大問題なのに、区は、高齢者福祉住宅の増設計画にもブレーキをかけ、家賃助成制度を後退させようとしています。

区政の姿勢が逆立ちしている!

 廃業・倒産、商店街の衰退など区内業者の営業も深刻化しています。特養ホームや保育園など生活密着型の公共事業で地域経済循環型の経済政策こそ求められています。
 ところが、いまの青木区政の財政運営は、不要不急のムダ・大型開発の財源ねん出のために「185億円削減が先決」という逆立ちしたものです。


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