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■481号 財政危機は偽り 異常な区政運営
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論戦はじまる
9月7日から区議会第3回定例会がはじまり、一般質問で岩崎ふみひろ議員は、180億円削減案に対し「財政危機」を口実にした「区民生活の切捨てだ」と撤回を求めました。
おむつ代助成を削るな
岩崎議員は、紙おむつ代自己負担導入について区民から「収入は国民年金だけであり、週1回のデイサービス、月に1回のショートステイを利用するのがやっと。おむつを店舗で買うと高くてたいへん。それにもかかわらず、おむつ代がかかるとなると、私たち、老老介護の人間はなすすべも、お金もありません。特養ホームも満員で行き場もない人間から、今度はおむつ費用に手を出すなんてひどすぎる」との怒りが寄せられたことを紹介。
子育て世帯に新たな負担押付け
また、認可保育園や学童保育の保育料の引き上げは、収入が伸び悩む子育て世帯に新たな負担を押し付けることになると指摘しました。
財政危機は偽りではないか
その上で、「総務省指針では、区財政は健全であると判断されている。財政力指数も23区中5位である。一般会計だけでなく特別会計も含めずっと黒字決算を続けている。『財政危機』は偽りではないのか」と追及。
これに対し区長は、総務省指針で目黒区財政が健全であることを認めましたが、「22年度は、基金29億円余を投入していることから、実質的な黒字とは評価できない」と強弁しました。
23区の中でも異常な区政運営
岩崎議員は、拙速な削減計画を立てているのは23区では目黒区だけであり、「基金が少ないことを理由に、区民の暮らしを削る異常な区政運営だ」ときびしく批判しました。
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