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第10次目黒区交通安全計画素案への意見 

 日本共産党目黒区議団は、4月2日付で、第10次目黒区交通安全計画素案への意見を提出しました。内容は以下の通りです。

第10次目黒区交通安全計画素案への意見

                  2021年4月2日 日本共産党目黒区議団

1.子ども、高齢者等を事故から守り、自動車優先から歩行者優先の交通安全対策を進める観点からいって、目標像を「歩行者が安心して歩けるやさしさのあるまち」としたのは評価できる。また、自動車優先から歩行者・自転車優先の交通政策という流れからも、計画の枠組みを交通安全対策と自転車活用の推進とセットにして、総合的な交通安全対策の推進と位置付けたことも合理的であり、改革の趣旨に沿って推進してほしい。

2.第3部第1章第2の「子どもを対象とした交通安全対策」について
ここでは、幼児、小学校入学予定児、学校、保護者らへの安全教育・啓発について主に記載しているが、全国的にも以前に何度も幼児・児童の列に車が突っ込む事故が起きたことから、通学路や園児などの移動経路など、子どもたちの通行路を総点検し、危険個所の安全対策を進める対策が必要である。取組6―1交通安全施設の整備や、6−2の交通環境の整備の部分で記述はあるが、危険個所について、信号機や道路標識、ガードレールなど安全施設の設置、危険個所を回避する通学路の見直しなど、効果的な改善を進める趣旨の記述を、子どもの安全対策として強調すべきである。

3.取組6−1交通安全施設の整備で、歩行者空間のバリアフリー化に関し、条件のあるところは歩道橋から横断歩道への切り替えを促進するなど、計画に盛り込むべきである。

4.区内を走る路線バスには、狭い道を走行ルートとしているバスもあることから、特に、公共交通事業者に対する労働条件の整備を含め、安全教育の徹底を促すこと。

5.大規模建築物周辺の交通環境について、違法駐車の抑制とともに、生活道路に自動車が入り込まないような交通誘導を、事業者などに義務付ける対策を講じるべきである。

6.自転車活用推進の部分の、3−1自転車走行環境の整備については、多くが区道の幅員が狭いという目黒区内の条件を考慮しても、基本的に自転車レーンを設置できる区道については、設置を促進していくことを盛り込むこと。

7.自転車シェアリング事業について。素案では民間事業者と連携して取り組んでいくとしているが、全区展開やサイクルポートの拡充を目指すうえで、区の役割、民間事業者の役割を具体的に明確にすること。

以 上

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