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目黒区立図書館基本方針素案に対する意見
目黒区立図書館基本方針素案に対する意見

                        2016年12月27日
                        日本共産党目黒区議団

1、はじめに、公立図書館の役割と現状について

 公立図書館は、住民から求められた資料、情報を確実に提供することを目的としています。自治体が設置し、教育委員会が管理する教育機関であり、「公の施設」です。自治体の首長から半ば独立した行政委員会である教育委員会の管理のもと、自らの意思をもって自立して運営することが求められた機関としており、単なる施設ではありません。
 とりわけ、図書館は中身のともなう「コンテンツ施設」です。長年にわたって蓄積してきた資料、コレクションを提供することを主要なサービスとし、それぞれの自治体、地域住民の資料要求を基礎に、収集方針・計画にもとづき資料を選定し、コレクションを構築します。それは、専門職である、司書が集団として行うものです。図書館は、単なる貸本屋であってはならないのです。
 目黒区の図書館は、住民と行政が努力し全国の中でも質の高い図書館を築いてきました。区民一人あたりの貸し出し数が多いことや、貸し出し登録の制限がないこと、また資料の一元化管理、利用者との懇談会の開催、知識を積み上げた経験の長い職員が多いなど高く評価されています。
 ところが、資料費削減による貸し出し数の減少や、図書館業務の委託拡大によって、利用者と接する場面に正規職員がいないことの弊害がおきるなど、高い質のサービスが脅かされています。委託は今後、資料収集や除籍などについても障害になるのではないかと懸念されています。
 築き上げてきた区立図書館をさらに充実・発展させるためには、資料費の拡充、区内8館の図書館を維持し、委託運営ではなく直営で行うことです。
 以下、図書館基本方針素案について述べます。

2、素案は、全体をとうして具体性に欠けています。「目指す方向性」を具体的に示すことです。

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 “目黒区の望ましい図書館の基準”についての項目を追加し、子どもや高齢者が身近に利用できる生活圏域での設置や、職員体制や司書資格を持った職員の配置など、具体的に明記することです。

¬楾区立図書館の現状について
 目黒の現状が簡潔に書かれていますが、目黒の特徴である障害者サービスや中学・高校生に対する取組みなど、具体的に記述することです。

4靄椶箸覆詬念について
 文章の5行目“住みたいまち、住み続けたいまち目黒”を削除すること。
 5行目以降を“・・を区民一人ひとりが実感できる目黒を目指し、住民から求められた資料や情報を収集し確実に提供する図書館サービスの役割を果たしていきます。”と書き換えることです。

そ電静取組みについて
 ○区民・利用者一人ひとりの役に立つ
 資料収集をきちんと位置づけ以下を加えることです。
 政府や東京都の刊行物など行政資料を収集し、住民が見ることができるようにする。区役所の各部局と連携し、部局の持っている資料についても収集し情報提供できるようにする。
 ○地域とつながる
 図書館は、求められた資料や情報を提供することが役割です。“資料を作成する”と記述がありますが図書館のやるべき仕事ではありません。地域の歴史や現在のすがたを紹介する資料などについては、専門職である学芸員等が作成することで、図書館の役割は、そのための資料提供を行うことです。

イ茲蠅茲た渊餞曚亮存修妨けてについて
 よりよい図書館にするためには、正規職員による体制や条件整備が必要です。しかし現在、目黒区では経費削減による委託運営の拡大が進み、全国では図書館の指定管理が進んでいます。指定管理者制度は、公立図書館の管理運営を民間に投げ出すもので、司書の専門性の蓄積や長期にわたるコレクションの形成、読書の自由の保障など危うい事態が予想されます。委託や指定管理は、よりよい図書館とは相反するもので、1でも述べましたが直営運営を行うことです。
 目黒では利用者懇談会が継続的に開催され、利用者の声を反映し図書館の発展に努力してきました。こうした取組みは評価されるものです。
 さらに質を向上させるために、利用者や専門家などが参加した図書館法に基づく図書館協議会を設けることです。          

 以上                 


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