日本共産党目黒区議会議員
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生活・法律相談

生活相談を随時、行っています。ご連絡ください

●法律相談

4月13日(土)

午後5時〜7時
  日本共産党本町事務所へ
   お越しください
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4月25日(木)

午後2時〜3時半
  区役所5階 日本共産党控室へ
   お越しください

朝の駅前宣伝

武蔵小山駅 火曜日 午前7時45分ごろから
西小山駅  水曜日 午前7時45分ごろから
目黒駅   木曜日 午前7時30分ごろから (石川議員と隔週)
  ※天候や仕事の都合で変更の場合があります。




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区政・区議会報告

西小山周辺の防災まちづくりは住民本位に

 目黒本町・原町地域の防災まちづくりが進んでいます。東京都は「木密地域不燃化10年プロジェクト」と称して、2020年までに建物の不燃化を進めるとしています。 

一定の助成制度の一方、住民追い出しも

 目黒区ではこのプロジェクトに基づき、原町1丁目、洗足1丁目の一部、目黒本町5丁目が「不燃化特区」に指定されました。この特区に指定されたことで、住宅を建て替えた時の除却費補助や設計費補助などが都から受けられ、固定資産税などが減免されるなど、住民にとって有利な部分もあります。

 また、私も議会で求めてきた、木造住宅密集地域の調査活動も一定、前進しました。

 一方、「木密地域プロジェクト」は、都市計画道路の拡幅・整備と沿道の「不燃化」など、道路整備中心のまちづくりになり、沿道住民が追い出されるといった重大な問題点もあります。

 目黒本町5丁目から原町1丁目、洗足1丁目に至る都市計画道路・補助46号線を「特定整備路線」に指定し、2020年までに無理やり拡幅するといったやり方です。

 この間の都や区が主催した街づくりの説明会の中でも、不安や疑問の声が出されています。

交通量が増え環境悪化に

 飲食店を営業する方からは、「道路を拡幅して住民を追い出すのはどうか。店子は大家との交渉がたいへん。道路を拡幅にはお金もかかる。それだったら、子育てや高齢者福祉にお金を回してほしい」「公営住宅など、引っ越し先は保障されるのか。しっかりあっせんしてほしい」との意見がだされました。

 また、洗足在住の男性からは、「静かな環境だと思い世田谷から引っ越してきた。道路拡幅で騒音の街、住みづらい街になってしまうのではないか」とのべていました。

 洗足在住の他の男性からは、「道路の拡幅で交通量が増えるのではないか。計画の全体像について、どれだけの区民に周知されているのか。不十分ではないか」と不安をぶつけていました。

「延焼遮断帯」は効果があるか

 こうした住民の方々の声を受け、私は区議会で、「補助46号線は山手通りの地下を通る首都高速環状品川線の開通と拡幅整備により、交通量が大幅に増えるのではないか」と質問。区は「立会川緑道付近で、2028年度には1日当たり6千台を見込んでいる」と答弁。私は「車の通行が大幅に増えるなか、『延焼遮断帯』といっても本当に延焼を防ぐことができるのか」と疑問を呈しました。

 区は「道路の拡幅は防災対策にとって必要だ」と繰り返すだけでした。

 私はまた、追い出しを受ける人の補償と住宅の提供など、十分な対策をとってほしいと要望しました。

 抜本的な震災対策は、「延焼遮断帯」などといって住民追い出し型の道路の拡幅を中心に据えるのではなく、まず、住宅・建物の耐震強化をすすめるまちづくりこそ優先させるべきだと考えます。

道路整備優先のまちづくりから、耐震強化中心のまちづくりへ

 日本共産党東京都議団は昨年の都議会で、建物の耐震化への助成を抜本的に強める条例提案を行いました。自民、公明、民主などの反対で否決されましたが、何よりも、耐震強化に対する助成制度の拡充こそ必要です。

 私も区議会で求め続け、木造住宅などの耐震改修への補助制度の拡充はじめ、住宅リフォーム工事費への助成制度の拡充を実現することができました。

 こうした制度の充実こそ、地域に住み続けたいという願いと震災対策の強化を両立させ、住民本位の防災まちづくりにつながります。

 今後とも力をつくしていきます。


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